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『ほめる』よりも『わかってあげる』ことが大事!?

誰のためにほめるのか?

「部下をほめなくてはいけないのでしょうか? どうやってほめればいいのでしょうか?」
とセミナーや講演で質問をいただくことが多くあります。

読者の皆さんは、どう考えますか。

「ほめなくてはいけない」
と考えている上司の意識はどこに向いているでしょうか。
この状態は相手に意識が向いているようで自分に向かっています。

なぜなら『上手くほめるためにどうすれば良いか。カッコよくほめるために何を言えばいいか』
というように自分のことしか考えていないからです。

良い関係性が生まれるために必要なこと

上司と部下の関係性において大事なことは 「この上司は私のことをわかってくれているな」 と部下が思えることです。

上手にほめようと考えている上司は、部下のことを考えているようで考えていません。

自分のことしか考えていない上司が部下をほめたところで、部下は上司からの関心を感じることはありません。

上司と部下の間に良い関係性が生まれるためには、ほめることも大事なことですが、それ以上に

  • 部下がどんなことで苦労しているのか
  • どんなことが楽しいのか
  • どんなことを大切にしてるのか

と部下の背景に関心を持つことが大事です。

関心を持って声掛けしてみよう!

部下に関心を持って
「○○さん、調子はどうかな?困ったことはないかな?」
と声掛けして部下の表情や反応を観てください。

直ぐには、本音を話してくれませんが、関心を持った声掛けを繰り返していくうちに部下は
「上司は私のことに関心があるんだ」
という気持ちになっていきます。

上司も部下に関心を持って観察することで今まで見えてこなかった小さな変化(成長)に気づくことができます。

仕事のスピードが上がった。
書類が整理されてきている。
情報量が多くなった。

など変化はたくさんあるはずです。そのとき、
「早くなったね。丁寧になったね。情報量が多くなったね」
と一緒に喜んであげましょう。

このとき
「上司は私のことをわかってくれている」
と部下は思えてくるはずです。

一緒に喜ぶことが最高のご褒美

気づいてあげて一緒に喜んであげることが、部下本人とって最高のご褒美だと私は考えます。

人は、特性上ダメ出しすることを優先します。
その特性を理解した上で部下を活かしチームの力を伸ばすために、部下のできているところ、変化成長しているところに意識を向けてみましょう。

部下のことをわかろうとする上司の態度に部下は惹かれます。

今回の質問

【部下は今日どんな表情をしていましたか?】

次回に続けます!お楽しみ!

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