2025年は、政治も変わりAIがさらに進化して、世界が大きく変わっていく年になっていくのではないでしょうか。
そんな中、リーダーは組織の目標を達成するために、様々な問題に直面することになるでしょう。心が折れてしまいそうな試練にぶつかることもあるでしょう。
ただ、心折れそうな試練と同時に、救われる支援もやってきていることに気づき、組織の目標達成に向けて進んでもらいたいと思っています。
リーダーが、試練と共に支援に気づき、望む未来を実現できるように支援してくことを、今年のミッションとさせていただきます。
試練は挑戦している証拠
『なんでこんなトラブルが起きるんだ!』
『なんで自分だけがこんな目に合うんだ!』
『なんで誰も付いてこないんだ!』
まだまだあるかもしれませんが、リーダーには心が折れそうになることが一杯あります。
最初に言えることは、心が折れそうになるのは挑戦している証拠。リーダーとして望みがあるからです。
望みを叶えるために挑んでいることは、素晴らしいことだと自分を褒めてあげましょう。
自転車乗りを思い出してみてください。最初は誰も上手く乗れなかったはずです。転びながら何度も挑戦して乗れるようになったのではないでしょうか。
何度転んでもやり続ける姿は感動ものです。だから、まわりも応援したくなります。自分でも自分に感動できたのではないでしょうか。
転ぶことが試練だとすれば、まわりからの応援や自分の感動は支援です。
私たちの職場に話を戻せば、リーダーも同じです。最初は上手くいきません。
新しいことに挑むときは必ずつまずきます。それはリーダーとしての階段を上がっている証拠です。
試練は、実は災難ではなく機会
目標を達成しようとするときに起きる、トラブルを多くのリーダーは災難だと思います。
かつての私もそうでした。だからその気持ちがよく分かります。
しかし、トラブルが起きたとき、必ず、
- 誰かが助けようとしてくれたり、
- 普段動かなかったメンバーが動き出す機会だったり
- バラバラだったチームが一体化する機会だったり
さらには、現場で何が起きているのか、本当の意味で知る機会だったりするわけです。
これが支援です。
でも、なかなか気づけない支援
ただ、リーダーが自分のせいではないとか、誰かのせいにして逃げる意識を持ってしまうと、この支援に気づくことはできなくなってしまいます。むしろ、一瞬にして支援がなくなってしまうことにも。
私の後悔は、トラブルが起きたとき、支援に気づけず、自分のことしか考えていなかったことです。
「責任を取らされて処分されるのではないか」
「減給や降格になるんじゃないか」
「失敗する自分なんてカッコ悪い」と。
そのために、赤字にはならないと嘘の報告をしたり、メンバーが判断に迷う指示を出してしまいました。(お金のことを気にせず工期を守ってくれ!としっかり宣言すべきでした。涙)
本来の自分に戻る
そうならないためにトラブルが起きたとき、リーダーとして意識のあり方を大きく深呼吸して考えてみましょう。
保身、立場、エゴなど自分だけを守るための意識になっていないでしょうか。
もし、なっていれば、『自分のやるべきことはなにか?』と自問して本来の自分に立ち戻り『組織のために自分のできることはないか?』を考えてみましょう。
この自問自答ができれば、
- 見ないようにしていた現状を把握することができます。
- 信頼すべきメンバーを心底信頼することができます。
- 手を借りるべき人に手を貸しもてらうこともできます。
さらに、
- メンバーに目指すゴールをもう一度示すこともできます。
- あらためて大切にすることも明確することもできます。
これこそ、リーダーとしての成長の証です。
そうして手に入れたゴールは、この上ないものになっているでしょう。
リーダーとしてのあり方を整えて、試練と共に支援に気づいていけば、素晴らしい2025年を歩んでいけることでしょう。
今回の質問
【試練を災難と捉えますか?それとも支援と捉えますか?】
最後に
今回の内容は、できなかった私が最も後悔していることでしたが、長い年月で振り返ってみると、それも支援だったんだと思います。その後悔が、こうしてメルマガを書いたり、コーチや講演をしたりしてできていることが、私にとって支援になっています。