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リーダーになることは損なのか!?

タイパを考えると損?

リーダー(上司)になると、損をする割に合わないという声をよく耳にします。

「チームの目標を達成しなければならないし、メンバーを動かすのも大変、面倒くさい。少しも自分のためにならない気がする。」

そんな声が聞こえてきそうです。結局、自分の時間や手間が無駄になると考えてしまうのではないでしょうか。

気合が足りない、根性がない、なんて発破をかける上司も多くいるかもしれません。

今回は精神論や根性論ではなく、以前紹介した精神科医の樺沢先生の「3つの幸福」からリーダーの幸せについて一緒に考えていきましょう。

『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法 THE THREE HAPPINESS』


◆三つの幸せホルモン
セロトニン:自然を感じる、規則正しい生活、慈愛の心で見守るときに分泌
オキシトシン:つながり、親切、思いやり、感謝を感じたとき分泌
ドーパミン:やる気を感じたとき目標達成や感動のとき分泌


何のためのタイパなのか?

今どきのタイパ(タイムパフォーマンス)を考えるとリーダーシップを発揮することは損だと思われがちです。

ただ、何のためのタイパなのか考えてみると同じ時間を使ってどれだけ幸せになれるかがタイパであると私は考えます。

そこで、ちょっと自分の職場について考えてみましょう。職場で一番辛いことは何でしょうか。それは人間関係ですよね。

職場のストレスは、9割が人間関係だと言われています。メンバーが暗い顔をしている声をかけづらい職場では精神的に参ってしまいます。

コミュニケーションの第一歩を踏み出すことができる

では、人間関係をよくしていくためには何が必要でしょうか。それは人と関わること、コミュニケーションです。

リーダーになると、人と関わることが半強制的に求められます。いい意味、人と関わる第一歩を踏み出すことができるのです。

人間関係は勝手に育つことはありません。相手を観察し相手に気遣い思いやりを持つことからはじまります。

仕方なくはじめた相手への興味関心、気遣い思いやりが、知らず知らずのうちに幸せホルモンのオキシトシンを分泌されてくれています。

一方、リーダーシップをとらずにいつも言われたことしかやらない指示待ちの人や不平不満の反発状態の人と一緒に仕事をしたいと思うでしょうか。

こういう人とは仲良くしたいと誰も思いません。だから、つながりを感じることないので

幸せホルモンのオキシトシンが分泌されることなく、いつか孤立して心が病んでしまうことでしょう。

さあリーダーになってみよう!

もしチーム(二人以上)で何かプロジェクトを進めるとき進んでリーダーになってみましょう。リーダーにならないと経験できない幸せを体験することができます。

一方、リーダーになることに不安がある方も多いと思います。ただ、できないことは教えてもらう、協力し合うこと、むしろ、ここがリーダーの重要な仕事なのです。

チームのメンバーと力を合わせて進んでいきましょう。このとき、リーダーもメンバーもつながりを感じ幸せホルモンのオキシトシンが分泌されています。

さらに小さな目標をクリアすることでドーパミンも分泌されます。オキシトシン的幸せとドーパミン的幸せを同時に感じることができるのです。

さらに、目標をクリアしたことにお互いに感謝を伝え合い喜びを感じることで幸せホルモンは倍増されていきます。

最後に、リーダーとして活躍できることチームを見守ることで、もう一つの幸せホルモンであるセロトニンが分泌され幸せ感を半端なく持つこともお忘れなく。

今回の質問

【リーダーになることは損ですか、得ですか?】

決めるのはあなたです!

次回に続けます!お楽しみに!

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