こんにちは!叱り方コンサルタントの吉田裕児です。いつも読んでいただきありがとうございます。
ある講演で、こんな相談をいただきました。
『部下との信頼関係が壊れてしまいました。どうすれば修復できるでしょうか?』
読者のみなさんなら、どんなアドバイスをしますか?
今回も、吉田部長と情熱課長の対話を通して、関係修復のための具体的なステップをお伝えしていきます。
登場人物
情熱課長: 部下の成長を願う熱血課長
吉田部長: 人材育成のベテラン、冷静沈着な部長
部下との信頼関係が壊れたとき、どうする?

吉田部長、相談があるんですけど、A君との関係がちょっとギクシャクしちゃって。どうにか修復したいんですが、どうすればいいでしょうか?


どうりで顔色が悪いと思った。でも、そこに問題意識を持っている情熱課長は素晴らしいと思うよ。自分で『何とかしたい』と思えるのはすごく大事なことだ。放置する人も多いからね。
ありがとうございます!でも、正直何から手をつけたらいいのか…。

まずは相手の考えを確認しよう!


まず確認したいんだが、本当に関係が悪くなっているのかな?課長は『やっちゃった!』と思っているかもしれないが、A君は意外と何とも思っていないかもしれないし、逆にめちゃくちゃ傷ついてるかもしれない。
確かに…自分の思い込みがあるかもしれません(汗)。


だからまずは、『この前の件、どう思ってる?』って、シンプルに聞いてみるのがいいね。相手の認識を知らないと、何をどうしたらいいか分からないよね。
なるほど、勝手に決めつけずに、まずは聞いてみるんですね。

必要なら誠実に謝ろう!


そうそう。それで、もしA君が『正直、あの時ちょっと嫌な気持ちになりました』みたいなことを言ったら、そこで初めて謝ればいいんだよ。
『そうだったんだね。もし不快な思いをさせてしまったなら申し訳なかった』って。言い訳せずに、まずは素直に受け止めることが大事だよ
でも、それだけで関係は戻るんですか?

相手の背景を理解しよう!


いやいや、一回謝ったからってすぐに元通り! とはならないよ(笑)。ここから大事なのは、相手の背景を理解することだ。
情熱課長はA君がどういう状況だったのか、何を考えていたのか、ちゃんと分かっているかな?
うーん、正直、あんまり考えたことなかったです。


そうだろう。多くの誤解は、お互いをよく知らないことから生まれる。『A君って、こういう時どう感じる人なんだろう?』って関心を持って、普段の会話から知ろうとすることが大切だ。
なるほど。まず相手の話を聞いて、背景を理解する…ですね。

小さな成功体験を積み重ねよう!


そうだね。そして最後に、小さな成功体験を積み重ねて欲しい。すぐに劇的に仲良くなるのはなかなか難しい。でも、ちょっとした約束を守るとか、相手の意見をちゃんと聞くとか、感謝を伝えるとか、そういう小さな積み重ねが大事なんだ。
たしかに、日々の積み重ねが大切ですよね。じゃあ、まとめると…
・まずは相手の考えを確認する
・必要なら誠実に謝る
・A君の背景を理解する
・小さな成功体験を積み重ねる
って感じですね!


完璧だ! それを実践すれば、A君との関係も少しずつ良くなっていくはずだ。焦らずじっくり向き合っていくことが大切だよ。
ありがとうございます!まずはA君に『この前の件、どう思ってる?』って聞いてみます!


いいね! その姿勢が、A君だけじゃなく、チーム全体の雰囲気を変えていくよ。
今回の質問
職場で、ギクシャクしている相手に対して、まずどんな言葉をかけてみますか?
今日、最初にできる一歩を考えてみましょう!
次回に続けます!お楽しみ!

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