困ってしまう社員と向き合う1on1ミーティング
あまり自分のことを話したがらない社員
本音を話さない社員
何を考えているのかわかならい社員
どうしても彼ら可彼女らとの会話の機会が減り、余計に何を考えているかわからなくなってしまいます。
それでは、リーダーの仕事である社員(部下)を巻き込み、目的・目標に向かって共に進むことができません。
どうしたら彼ら彼女らを巻き込む対話ができるようになるのか。
そこで、1on1ミーティングをお勧めします。
定期的に行う1on1(一対一の対話)であれば、話す機会を作ることができます。
過去の事実を質問すると答えやすい
次はいかに社員に話してもらえるか。
自分のことを話したがらない社員には、答えやすい過去の事実について質問しましょう。
例えば、「昨日お客様はどんな反応だった?」と過去の事実について質問して、社員が「○○でした」と答えてきたら「おつかれさまでした。そうなんだ」と受け止めます。
次に「それについてどう思う?」と社員の考えを聞きます。
社員が「□□だと思います」と答えてきたら、「そうかそうか、そうなんだ」と共感しながら受け止めます。
さらに「どんな気持ちになった」と気持ちを聞いてあげます。
社員が「△△な気もちになりました」と答えてきたら、「そうなんだ。その気持ちわかるよ」と同感してあげましょう。
上司が自分のことを理解してくれる安全な人になる
ここでのポイントは相手を絶対に否定しないこと。
『変われよ!変わった方があなたのため!だから1on1をやっているんじゃないの!』
と思ってしまうかもしれませんが、ここはトレーニングのつもりで気持ちを切り替えてください。
そう考えている自分に気づきましょう。
気づくことで本来の自分に戻ることができます。
『私は社員(部下)を巻き込み、目的・目標に向かって共に進む人』だと思い出すことができます。
自分と葛藤しながらも、一所懸命に部下の話を聞こう理解しようとする上司の姿は、部下を安心させます。
「この人は私を理解しようとしてくれる」と。
社員(部下)の思考を未来に向ける
部下が安心し心が開いてきた状態で、「今回の経験を踏まえてこれからどのようにすれば良いかな?」と思考を未来に向けていきましょう。
部下の答えを聞きいて、「いいね!そうなんだ」と承認と共感を織り交ぜ、さらに「そうか そう考えているのか」「どんな気持ち、どんなことを大切にしたい?」と考えや気持ちを聞いてあげてください。
部下の心は未来を向いています。
そこに「いいね。具体的にどうやろうか?」と質問しながら部下の考えを行動に変えていくのです。
すると、部下は徐々にですが、わくわくしながら自分の考えを話してくれるようになります。
1回の1on1では心を開いてくれないかもしれませんが。
同感・共感・承認の1on1を繰り返す
そうなんだね。わかるよ(同感)
そうか、そうなんだね(共感)
そんな気持ちになるのも最もだね(承認)
と同感、共感、承認の1on1を繰り返すうちに、本音を語ってくれるようになります。
何も考えていない状態から、自ら考えられるようになります。
普段のコミュニケーションも、お互いに関心を持った対話になるでしょう。
今回の質問
【社員はどんなことに同感・共感・承認してくれると嬉しいでしょうか?】
次回に続けます!お楽しみ!