ブログ

情熱課長シリーズVol.39 「作業」ではなく「目的」を渡す~育て上手な上司がしている仕事の任せ方~

「人は、
 レンガを積んでいるのではない。
 教会をつくっているのだ。」

ピーター・ドラッカー

同じ仕事でも、「ただやる作業」になるのか、「誰かのためにつながる仕事」になるのか。

その違いで、人のやる気も、責任感も、仕事の質も変わっていきます。

「ちゃんとできない」は部下の問題なのか?

「何度言っても、部下が思ったように動かない…」
そんな経験はないでしょうか。

  • 指示したことしかしない
  • 自分で考えようとしない
  • 責任感が感じられない
  • 手を抜いているように見える

すると上司は、「あいつは使えない」「やる気がない」と思ってしまいます。

しかし、その原因は“部下の能力”ではなく、“仕事の渡し方”にあることがあります。

実は、育て上手な上司ほど、「作業」を渡すのではなく、「目的」を渡しています。

すると、部下の中に、責任感・判断力・提案力が育ち始めるのです。

今日は、そんな「仕事の任せ方」について、情熱課長と吉田部長の対話から考えてみましょう。

登場人物

情熱課長: 部下の成長を願う熱血課長
吉田部長: 人材育成のベテラン、冷静沈着な部長

人は「作業」では力を発揮できない

吉田部長…。
最近、若手に仕事を任せても、言われたことしかやらないんです。

情熱課長
情熱課長
吉田部長
吉田部長

例えば、どんなふうに任せているんだい?

「この書類つくっておいて」
「これ報告しておいて」
みたいに、必要な作業をお願いしています。

情熱課長
情熱課長
吉田部長
吉田部長

なるほど。
それだと、“作業”だけを渡している状態かもしれないな。

えっ?仕事をお願いしているつもりでした。

情熱課長
情熱課長

「誰のため」が見えると仕事の質が変わる

吉田部長
吉田部長

例えば建設現場で、職人さんに「ここ掃除しておいて」だけ伝えたら、どうなると思う?

そうですね…。
最低限やればいいと思うかもしれません。

情熱課長
情熱課長
吉田部長
吉田部長

そうなんだ。
なぜなら、“何のための掃除か”が見えていないからだよ。

確かに…。

情熱課長
情熱課長
吉田部長
吉田部長

でも、
「明日、内装屋さんが入るから、気持ちよく作業できるように掃除しておいて」
と伝えたらどうだろう。

あっ…。
意味が変わりますね。

情熱課長
情熱課長

目的を渡すと、部下は考え始める

吉田部長
吉田部長

そう。
人は、「誰かの役に立つ」と思えた瞬間に、仕事への向き合い方が変わるんだ。

たしかに、
“掃除する”ではなく、
“次の工程を気持ちよく迎えるため”
になりますね。。

情熱課長
情熱課長
吉田部長
吉田部長

すると、
「材料も片付けた方がいいな」
「細かいゴミも取っておこう」
と、自分で考え始める。。

なるほど…。
目的を持つと、仕事の質まで変わるんですね。

情熱課長
情熱課長
吉田部長
吉田部長

その通り。
さらに、
「どこまでやればいいですか?」
と確認したり、
「掃除機を使った方が良さそうです」
と提案まで出てくることもある。

確かに…。
それって、責任感とか判断力ですよね。

情熱課長
情熱課長
吉田部長
吉田部長

そうなんだ。
育て上手な上司は、“考える余白” を部下に渡しているんだよ。

私は、“早くやってほしい” ばかり考えていたかもしれません(汗)。

情熱課長
情熱課長

育て上手な上司が見ているもの

吉田部長
吉田部長

忙しいと、つい“作業指示”になりやすいからね。
でも、目的を共有すると、部下は“やらされる人”ではなく、“一緒につくる人”に変わっていくんだ。

“一緒につくる人”…。

情熱課長
情熱課長
吉田部長
吉田部長

育て上手な上司は、部下を自分の駒として見ていない。
プロジェクトや組織を、一緒につくりあげる仲間として見ているんだよ。

なるほど…。
だから、主体性が育つんですね。

情熱課長
情熱課長
吉田部長
吉田部長

そうだね。
仕事を任せるとは、“作業” を渡すことではない。“目的” を渡すことなんだ。

今回の問い

あなたは、部下にどんな“仕事の任せ方”をしているでしょうか。

「作業」を渡していますか?それとも、「何のため、誰のため」という目的まで渡しているでしょうか。

次回も、お楽しみに。

セミナー、研修やコーチングのお問い合わせはこちらからお願いします。

PAGE TOP